ダイエット成分分析L-カルニチン

脂肪燃焼成分として注目されるL-カルニチン

ダイエットには、筋肉量やそこで消費されるカロリーが大切だという認識はかなり広まってきたように思います。

そんな筋肉における脂肪燃焼効果を高めるのがL-カルニチンです。

脂肪は筋肉の中にあるミトコンドリアにおいて燃焼されますが、そのミトコンドリアに脂肪を運ぶ働きをするのがL-カルニチンなのです。

このような理由で、L-カルニチンを一定程度摂ることがダイエットに効果的なのはもちろんですが、不足した場合のデメリットも大きいです。

脂肪がミトコンドリアに運ばれないということは、エネルギーの生成が足りなくなることを意味するので、疲れやだるさの原因となるのです。

痩せるためにも、毎日元気に過ごすためにもL-カルニチンは有効な成分ということです。

そのほか、心臓や血管の健康維持にも役立つのではないかと期待されています。

L-カルニチンの摂取と、心不全、心筋梗塞、慢性安定狭心症といった循環器系の疾病に関して研究が進められています。

L-カルニチンの効果を高める方法

L-カルニチンは、筋肉において作用するため、一定量の筋肉があることによってはじめて脂肪燃焼効果が発揮されるということです。

もっと言えば、筋トレなどによって筋肉量を増やすとL-カルニチンによって運び込まれる脂肪の量も増えて、脂肪の燃焼量も増えるということです。

L-カルニチンの効果を最大限に発揮したいのであれば、筋肉を増やすための運動も併行して行なっていきましょう。

L-カルニチンと一緒に摂取したい成分

特に注目すべきなのは、オメガ3脂肪酸とポリフェノールです。

オメガ3脂肪酸の例としては、DHAやEPAがあります。この2つの成分は、青魚に豊富な成分として聞いたことがある方も多いでしょう。

ポリフェノールは、光合成によって生成される成分の総称で、チョコレートやコーヒー、赤ワインなどに豊富です。

実験において、オメガ3脂肪酸とポリフェノール、L-カルニチンを摂取することによる脂肪燃焼効果が確認されています。

ミトコンドリアの働きを高めるα-リポ酸やコエンザイムQ10も一緒にとると一層効率的な脂肪燃焼が実現できます。

L-カルニチンが多い食品

近年はL-カルニチンサプリメントも人気ですが、もちろん食品から摂取することも可能です。

特にL-カルニチン が豊富なのが羊と牛の赤身肉。

羊を食べる機会は少ない方が多いと思いますので、普段の食生活には牛が取り入れやすいでしょう。

ただ、ダイエット中でカロリー制限をしている方、現在の食事のバランスを変えずにL-カルニチンだけを摂取したい方はサプリメントを利用すればよいでしょう。

1日1,000mgの摂取が目安となるので、これくらいの量が含まれている商品を選べば問題ありません。