ダイエット成分分析カプサイシン

辛いものを食べると痩せる?カプサイシンに注目!

ダイエットの時には、辛いものを食べるといいと言うイメージがあるかもしれません。

確かに辛いものを食べると発汗するので、エネルギー消費は若干上がっているのですが、誤差の範囲です。

辛いものが痩せると言われるのは他にも理由があるのです。それがカプサイシンです。

カプサイシンとは、脂肪燃焼をサポートする成分です。

痩せるために辛いものを食べるべきか

ただ、カプサイシンが含まれているからといって、痩せるために辛いものを食べるのはおすすめしません、

ダイエットに役立つほどのカプサイシンを摂取するためには大量の辛いものを食べる必要があります。

そのため、辛いものを大量に食べるよりも、サプリメントなどでカプサイシンだけを摂取した方が効率がよいです。

唐辛子を用いてダイエット効果を検証している実験もありますが、現実的ではないほどの量を摂取しています。

ある研究では一食あたり唐辛子10g、つまり唐辛子20本を使用しています。

カプサイシンの効果

唐辛子だと大量に摂取する必要がありますが、サプリメントなどでカプサイシンを重点的に摂取すればある程度の効果がありそうです。

カプサイシンが身体にどのように作用するのか解説していきます。

カプサイシンには、血行促進、代謝アップを促す働きがあります。

そのため、脂肪燃焼の効率があがります。運動と組み合わせて相乗効果が見込めます。

消費カロリー、体重や体脂肪の減少が研究で示されているので、このあたりの効果に関しては確実性が高いといえるでしょう。

ダイエットには関連しませんが、それ以外にも嬉しい効果があります。

血行促進によって、冷え性、腰痛や肩こりの改善に一役買ってくれるでしょう。

また育毛にもつながる可能性も考えられます。髪の成長に必要な毛母細胞の活性化には血行改善が不可欠だからです。

実際に育毛サプリメントにはカプサイシンを含んだ商品が多くあります。

血行促進の副次的効果として、美容効果もあります。

発汗によって老廃物を排出できるので、綺麗な肌の実現に近づきます。

便秘がちの方にもおすすめです。腸の働きを活発化してくれる働きがあるため、便秘解消に役立ちます。

ただし、過剰摂取により胃腸が荒れる可能性もあるので注意しましょう。

近年注目されているカプシエイト

辛味が少ないのに、カプサイシンと同じ働きをする成分としてカプシエイトが近年注目されています。

カプシエイトによるダイエットを提唱しているスポーツトレーナーは、1日3mgのカプシエイトを摂取して、3ヶ月で12kgの減量に成功したようです。

詳細な研究結果の発表が期待されています。

カプサイシンの注意点

カプサイシンを摂るために、唐辛子をたくさん食べようとしている場合は注意が必要です。

まず、唐辛子は刺激が強いので消化器官に負担がかかります。一気に摂取量は増やさず、徐々にその量を増やしていきましょう。

また交感神経を活発にする作用もあります。夜に食べると睡眠を妨げる可能性があるので、朝や昼に摂取することがおすすめです。